【管理人コラム】「へい! しり!」 音声認識ソフトと遠距離介護

コラム

こんにちは、はぴらきです。

近頃のAIの進化はものすごいものがあります。

 

その中でも、音声認識機能の発達はかなり身近で、すごいスピードで普及していますよね。

 

「今すぐ、この瞬間に使う」というのであれば、まずはスマートホンでしょう。

私はiPhoneユーザーなので、アップルの「Siri」です。

さきほど、ちょっと煮詰まったので

「へい! しり」

(私の頭のなかでは英字は出ないのです 笑)

「気持がよくて落ち着く音楽かけて」

といったら、

気分にもマッチした音楽がながれておりまして、

はい、この通り気持ちよく作業をすすめているわけです。

(って、だれもわからないでしょうけど)。

たとえば自分で選んだとしたら、

選ぶ事自体も時間がかかるだろうし、

分野を選ぶにもしても、

視聴して「あ、これにしよう」と決めるにしても

自分の今までの選択の範囲から出ることはないのです。

それが……、

今まで自分は聞いたこともない音楽ですが、

はっきり言って、

いいんですね~。

 

音声認識技術はスマートフォンがやはり使いやすいです。

アップルのiPhoneなら「ヘイ! シリ!」の「Siri」のほか、

アンドロイドスマホでしたら「オーケー グーグル」の「Google Assistant」ですね。

 

また、近頃のコマーシャルでは、

アマゾンの音声認識技術「Amazon Alexa」で

「アレクサ ~~して」と

ワーキングママの誕生日のお祝いをするファミリーも出てますよね。

 

ちょっと前までは、

「えー、そんな機械に頼るなんていいわけない」

「人間がダメになるでしょ」と、私はマジで疑っていました。

 

なので、自分のiPhoneも、

いちいちホームボタンを押して操作していたのです。

 

だけど!

 

一度使ったら、便利すぎる!

仕事上、入力も音声入力にも目覚めました。

 

なんてたって、わたくしめは

以前、在宅ワークでテープ起こしをした経験がありますから、

キーボード操作には自負があるので、

「この私が音声入力ぅ~~? はっ!? だれに物を言ってるわけ?」

とはねつけていたくらいです(もちろん、心のなかですけど)。

 

ちょっとしたメモは、「グーグル ドキュメント」というクラウド上に即、テキストを記録するgoogoleのサービスがチョー便利でよく使っているのですが、

この入力に、音声で入力する機能をプラスすると、かなりすごいですよ!

スマートフォンなら、

入力するときにマイクのマークをタップすればそのまま音声を認識し文字化します。

 

パソコンで「グーグル ドキュメント」を開いた場合は、

「ツール」から「音声入力」を選びます。

マイクのマークが左上に表示されるので、これをクリックして話せばそれで文字起こししてくれます。

 

また、マイクロソフトはWindows 10から「Cortana」(コルタナ)」が登場しています。

(私はまだ体験していないですが)。

 

本当にどんどん進化しているのですね。

 

ところで私が「この音声認識機能がすごい」と思うのは、若い人だけではなく、むしろ

ハンディをもっている人や高齢者にこそ恩恵があるのではないかということなのです。

話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる

作者: 野口悠紀雄
出版社/メーカー: 講談社

発売日: 2016/05/20

 

この本のなかに「 リープフロッグ( 蛙跳び) 現象」 という言葉が出てきます。

新しい技術が、ある過程をとびこえて普及していくことをいうそうです。

この音声入力に関ついていえば、

携帯電話やパソコンからスマートフォンにどんどん移行しているなかで、

携帯にやっと慣れたシニア世代などが「また新しいことを覚えなきゃ」と嫌煙しがちです。

 

ところが、音声入力はもとより、音声で操作できるとなったら

携帯電話でボタンを押しての入力やましてや慣れないスマホの

「フリック入力」なんてすっとばしてスマホに話しかけるだけでいいわけですよ。

 

「オーケー グーグル ○○病院の通院、カレンダーに書いて」

「ヘイ! シリ! ○○に電話して」

なーんてスマホに話しかけている

おじいちゃん、おばあちゃんが多発しそうですね。

 

私には、地方で一人暮らしをしている母がいます。

地方は買い物や病院など、どこに行くにも車がないので不便です。

近頃はだんだん、「足が痛い、腰がいたい」と出歩くのもおっくうになっているようす。

 

そこに住む私の知り合いで、夏の暑い時期に熱中症になった話を聞きました。

中学生くらいお子さんがいる働き盛りの男性です。

 

人気のない農道で意識がもうろうとしてきたそうです。

その時にスマホを持っていたことに気づいて救急に連絡して助けてもらった、と言っていました。

若い世代ならではの新しい使い方です。

もちろん、緊急連絡は携帯電話でもいいのです。

でも、このような状況になったときこそ、高齢者にこそ、この音声認識技術を生かしてほしいのです。

ですがやはり「インターネットを存分に活用できる」スマホですよ。

 

スマホは、いわば小さなパソコンです。

いざ、何かあった際に音声操作だけで連絡できたならどうでしょう。

実際、手を使えないハンディを持った方であるとか、

手で触れない作業をしているときであるとか。

すごい恩恵があるはずです。

 

 

田舎で一人暮らしをしている親御さんの問題は我が家だけではないと思います。

 

「遠距離介護」という言葉があります。

田舎から離れて、高齢の親を観るという新しい認識を表した言葉です。

 

ちなみにNPO法人「パオッコ」という団体があります。

遠距離介護に役立つデジタル冊子なども無料で提供するなど、遠く離れた親の介護をする人の支援をしています。

 

遠距離介護、そして音声認識ソフトとスマホ、すごく可能性を秘めていますね。

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