【管理人コラム】人をいきる ~キーキー泣くこども~

くらし

こんにちは。はぴらきです。

みなさんはあの頃はよかったな~、と振り返ることがありますか?

私はよく子どもが小さかった頃を思い出します。

今思うと、子育て期は子どもとの蜜月で充実していたと思います。

あくまでも、「今思うと」です。

 

保育園の送り迎えに、ごはんの用意。お風呂に、洗濯に、あれもこれも…。

小さければ小さいほど、手も気持もかける。自分の時間なんてありませんでしたね。

それでも、「お母さん、お母さん」と求められます。

「愛されすぎる~~」と悲鳴をあげたい毎日。子どもと自分はまさに一心同体状態の、めくるめく濃い時間でした(笑)。

今、子育て中の親御さんもまた、同じなのでしょうね。

がんばれ~!

そして、ご自分にもたくさんごほうびあげてくださいね。

お願いします。

ところで、最近、かなり気になることがあります。

タイトルにもあげている

子どもさんが金切り声をあげて、「キーキー」さけぶ現象です。

うちの子どもの小さい頃もたまにいましたが、今はわりと多い頻度でみかけます。

子どもが身近にいない人は、「子どもというのはうるさいものだ」と思っていませんか?

私は違うと感じます。

なぜか。

集団でも静かな子どもたちを知っているからです。

ちなみに、うちの子どもたちは保育園っこです。

一番、お世話になった保育園は、23区の中にあって比較的緑の多いところに位置していました。

かなり外遊びをさせてもらい、園内で給食を手作りしていました。

とてもありがたい環境です。

それでも、なんていうかまぁ、子どもらしいといえば子どもらしいにぎやかさ。

ただ落ちついているかというと若干「?」というところです。

でも、それは「子どもとは、そういうものだ」という基準の範囲だったと思います。

 

前々回の記事で書きましたが、

上の子どもの出産体験から、「できるだけ自然に子育てしたい」と思いました。

それで子どもや赤ちゃん、出産・育児について調べたり、実際にやってみたりしていました。

おっぱいのトラブルから母乳マッサージに行った先で、

お母さんたちが自ら母乳育児をしたいと起ち上げたボランティア団体に出会いました。
(その後、NPO法人になりました)

自然育児友の会

このNPOは、今は亡くなられた母乳マッサージで知られる山西みな子先生や、

小児科医の真弓定夫先生がサポートされています。

ここのお母さんたちは、
ですから子どもさんの身の回りの環境を整えるのにとても興味があります。

自然派ママというと、特異の目でみる方も少なからずいらっしゃるようで、

誤解されることも正直ないとはいえないです。

うまく言葉では伝えられないですが、

肌感覚でいうと「あたたかい」「体温がある」そんな子育てなのです。

勉強会は、小さな子どもや赤ちゃんが同伴です。

確かに、子どもの声や赤ちゃんの声がします。

だけど、落ち着いています。騒がしくないのです。

なんというのでしょう。

満たされている、という感じでした。

うちの子ども達も夢中に何かをやっているときは、気配がないかのように静かです。
(つまりこういう時は結構、キケンです)。

気づいて振り返ったら、ティッシュが全部出されて部屋中に散らばっていた、とか(笑)。

私は聖母ではないので、やはり感情的になってしまうダメな母でしたけど。

 

ところで今回、「キーキーいう子ども」をテーマにしたのは、

親御さんの「肌感覚」の温度が低くなっているのではないか、という危機感があったからです。

私の職場は大きなデパートのある都心の地域です。

おしゃれなママが、ベビーカーを押して高級品を扱うデパートに来ます。

一方で外国の観光客も多く、待ちゆく人の8割は外国の人ではないかと思います。

ある時は、道端で駄々をこねる子どもの騒ぎ方がちょっと違うと思うと、アジア系の言語が聞こえます。どうもアジア系の親子のよう。

しかも豊かな家族であったりします。

ある時は遠くから「キーキー」声で赤ちゃんが泣き叫んでいます。

遠くからだんだん近づきました。
ベビーカーを押したおしゃれなママです。

赤ちゃんが泣いたままなのに、はたからみるとあまり気にしていない様子。

携帯をしながら歩き続け、また赤ちゃんの声が遠くに行きながらいつまでも泣いている…。

ある時は、電車の中で。

キーキーいう赤ちゃんは、決まってベビーカーなのです。

マナーとして「ベビーカーをたたんでバスや電車に乗る」ということが、子育ての親御さんの負担になる、と公共の乗り物でもたたまなくても乗れるような運動がありました。

それはいいことだと、私も確かに思いました。

だけど、子どもの心と体は満たされず、泣き叫んでいるように私にはみえます。

これ、ベビーカーだけの問題ではないような気がします。

もしかしたら子育ての上で効率を優先させるために「人としてのぬくもりを見落としてしまう」サイレンのような気がしてなりません。

先日、電車のなかで小さな目と目があいました。

お母さんのだっこひもの中でこちらを見ていました。

とっても落ち着いていて、その赤ちゃんの温もりさえ伝わってくるようでした。

肌のぬくもりって、こういう感じだよなぁと思います。

みなさんは、どのように思われますか?

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