【管理人コラム】人を生きること、自然であること 

コラム

こんにちは。はぴらきです。

やはり11月。

肌寒さもだんだん本格化して、そろそろ本気で「寒い」といえそうな毎日ですね。

どうぞ、体調にお気を付けくださいね。

先週の週末、友達ママが息子さんと二人旅をしたそうです。

お子さんは、小学校5年生。

思春期前の息子さんと二人だけの時間をすごされたそうです。

 

素敵ですよね。

 

そしてそのとき、ふっとオーバーラップしたものがこの本です。

 

天才と、キンピラゴボウの作り方―子どもを自然に天才にする法則

作者: 小倉充倭子
出版社/メーカー: 三五館
発売日: 1998/07/01

 

発行が1998年ですから、今から30年も前の本です。

私が手にしたのは上の子が就学前のころだと思います。

上の子のお産はいわゆる「普通」に病院で出産し、陣痛促進剤の投与などあり、出産時は重症仮死でした。

体が弱い、というはっきりした状態はなかったのですが、常に風邪をひく子でしたし、よく転びました。

お産や子育てについてがぜん興味がわいて、そのころは人生で一番、本を読んだと思います。

続いての次女のお産は、かなりこだわり、最高の状態で人生のスタートを切ってほしいと考え「自宅出産」をしました。

そんなわけで「子ども」や「赤ちゃん」という存在自体にかなりはまりました。

胎児の世界や生物として成長・発達していく様子など、

目の前で自分の子どもが本の世界とリンクしていき、本当におもしろかったです。

子どもという存在がともにいることで、生き方についても学ぶというのでしょうか。

そのなかでの、この「天才と、キンピラゴボウの作り方」は「なるほどー」がたくさんつまっていました。

著者の小倉充倭子さんは、病弱だった若いころからはじめたマクロビオティック(玄米採食)で子どもさんを育てました。

15歳まで知的な教育をしないということを徹底され、そのかわりしっかり遊ばせ体験をつませるという教育をされていました。

この本は、その記録でもあります。

私自体は玄米採食にはあこがれましたが、やはり完全に実践はできませんでした。

それでもこの小倉充倭子さんの本には刺激されました。

このなかで、例の友達が息子さんと一人旅をしたのとリンクする部分があります。

本当に素晴らしい経験だったと思います。

著者は学生結婚したようで、子育て期間はかなり金銭的にきつかったようです。

ですが、最高級のホテルで5歳の七五三のお祝をマクロビオティックのフルコースにする企画するなど、人生の節目は大切にし、そこはしっかりお金を使うという考えです。

・5歳の七五三

・10歳の世界旅行

・成人式

5歳、10歳、20歳の節目をとても大切に考えて実行されていました。

世界旅行も10歳になった子どもと二人だけで、それもお金をかき集めてのバックパッカーひとつで自炊しながら色々体験して回る旅だったそうです。

大人になっての経験と、子どものときの経験では全く違うものでしょうね。

「つ」のつく年というのがあります。

ひとつ、ふたつ、みっつ……ここのつ。

うまれてから9歳までのこの特別な時期。

自我が芽生えるのが10歳という説もあって、これまでお年齢は神様と考えられている、という話も聞いたことがあります。

本当にこの期間に、その人の人生の原体験が作られるのでしょうか。

一方で、自然派ママに対してのバッシングもあります。

小倉充倭子さんの本のレビューも、賛否両論です。

そのうえ、小倉さんが子育てした時期に玄米採食は今ほど理解がなかったころだと思います。

私見ですが、今の時代、自然であるというのは本当に難しいです。

今、この世の中に生をうけてくるお子さんは、生まれながらにすでに化学物質に汚染されてきます。

「自然じゃないこと」が自然(つまりみんながやってること)で、

(みんながやらない)自然に沿う暮らしをあえてすることが「不自然」なくらいです。

意識しなければ、自然で普通(みんなが無意識になっている)の「化学物質にまみれる」状態である、ということは意識しないとちょっとやばいかな、と思います。

まず、知ること。

私はいつもそう感じて、気づいちゃったら「やめる」「違う選択をする」ということをひとつひとつやっていくことかな、ということです。

次回は、子どもの「キーキー」について書いてみます。

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